映画の構造分析 7月度10冊 計99冊
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2003/06/11
- メディア: 単行本
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映画のキャラクターや描写、行動などを思想的に読み解くのが面白い。映画の面白さはシナリオそれ自体ではなく、それ以外のエッセンスにある、ということを実証している本。こじつけめいたところもないではないし、映画の製作者が果たしてそこまで考えて作ったのか?というのはあるけど、こうして『誤読』することも映画の楽しみであり、それを堪能出来る。いわゆる映画評論家の観かたとはまるで異なるユニークな視点を楽しめる一冊。